多くの野生動物は出産した後に自分の胎盤を食べる習性があります。牛、豚、馬、羊、犬、猫など人間と比較的なじみの深いペットや家畜も、多くは出産直後に胎盤を食べてしまいます。

 

なぜこのようなことをするのでしょうか?出産時の血のにおいを消し、外敵に狙われないようにするためという説があります。また、母親がすみやかに栄養補給をすることで産後の疲れを回復させ、お乳の出をよくするために胎盤を食べるのだという説もあります。

そんな大切な胎盤を、もし全て人間が取り上げてしまったら?母親にも赤ちゃんにも悪影響が出る可能性があるので、そのごく一部をプラセンタエキス用に採取させてもらっています。母と子の命をつなぐプラセンタは、本当に貴重品なのです。

現在、日本で流通しているプラセンタサプリメントに使われているのは、豚由来のプラセンタエキスが圧倒的多数を占め、わずかに馬由来のプラセンタエキスも使われています。しかし、世界に目を向けると、欧米では羊由来のプラセンタエキスも多く使われています。





日本では2001年にBSE(牛海綿状脳症)が大問題となり、牛の胎盤をプラセンタサプリメントの原料にすることを禁止されたのと同時に、羊や山羊の胎盤も使用中止に追い込まれました。
今現在、日本で流通している羊由来のプラセンタサプリメントは100%外国製です。製造国はさまざまですが、羊の生育頭数が多いニュージーランド産やスイス産が多く見られます。自然に囲まれ、のびのびとしたストレスの少ない環境で育てられた羊から作られたプラセンタサプリメントは、外国製ということで割高なのが実情ですが、愛用している方も多く、人気があります。

グリーンとシャボン玉

羊の胎盤から抽出されたプラセンタエキスの特長はどこにあるのでしょうか。分析試験結果を見ると、人の胎盤から抽出したプラセンタエキスと組成が非常によく似ているので、体内活性率が高いという特長があります。比較的早くに効果効能を感じやすいという大きなメリットがあるのです。また、羊は家畜の中でも免疫力が強く、病気にかかりにくい頑健な動物です。豚に比べると薬剤やワクチンを投与する回数が少ないので、安全性の高い、高品質なプラセンタエキスを作ることができます。


ただし、羊プラセンタは豚プラセンタに比べて臭いが気になるという声も聞かれます。羊肉に独特の臭いがあって敬遠されるのと同じです。しかし、ほとんどの場合、羊のプラセンタエキスはカプセル状に加工され、においが出ないようにしてあるので、わざわざカプセルを開けない限りはにおいが気になることはないとも言えます。