プラセンタには色々な種類がある

ひとくちにプラセンタといっても、人の胎盤から抽出したもの、豚や馬、牛の胎盤から抽出したものなどさまざまな種類があります。

人由来のプラセンタエキスは、出産を終えた女性の胎盤から抽出されています。ただし、これは厚生労働省から認可された製薬会社が製造した医薬品になります。医療機関だけしか使えません。(ちなみに、ヒト由来のプラセンタは、ラエンネックPOというものがあります。)

 

牛由来のプラセンタエキスは現在、日本では作られていません。2001年にBSE(牛海綿状脳症)が発生して、牛の胎盤をプラセンタサプリメントの原料にすることを禁止されたのです。




豚プラセンタが主流を占める

現在、サプリメントの原料として使われている中でもっとも多いのは、豚由来のプラセンタエキスです。豚と言っても野生の豚ではなく、食用に飼育管理されている豚のこと。豚プラセンタは馬プラセンタに比べるとコスト面で大きな優位性があります。

豚プラセンタの優位性

プラセンタ
豚は平均して年に2回、一度に約10頭の子豚を出産します。一度の妊娠期間が約114日と比較的短いのが特徴で、1頭の母豚から1年間に20回プラセンタを採取することができる計算になります。馬に比べると大量生産できるため、価格と品質が安定しているのが強みです。

ただし、豚プラセンタにも色々な種類があり、効果も価格も千差万別。その違いは、プラセンタエキスの抽出方法によります。胎盤からプラセンタエキスを抽出する方法には様々なものがあります。


プラセンタエキスの抽出方法

・培養栽培法・・・特殊なフィルターを使い、非加熱でエキスを抽出する特許製法。有効成分の損失を最小限に抑える。

・酵素分解法・・・酵素によってプラセンタを分解し、エキスのみを抽出する。高品質・高価格が特徴。

・凍結酵素抽出法・・・プラセンタを凍らせたまま酵素によって分解させる方法。有効成分の損失を抑えてくれるが時間と経費がかかる。

・加水分解法・・・塩酸などの強い酸を使い、プラセンタの細胞膜を溶かしてエキスのみを抽出する。

・凍結融解法・・・胎盤を急速凍結させ、解凍時に細胞膜が破壊される原理を利用してエキスを抽出する。技術は容易だが有効成分の残存率も低い。

・分子分画法・・・特殊な高密度フィルターを使って有効成分だけを抽出する。高い技術が必要。

 

抽出方法によって胎盤から得られる栄養素と成長因子の種類や量、そして体内に入った後の代謝活性率が左右されます。価格にもそれが反映され、リーズナブルなものからとても高額なものまであります。その他、美容面に特徴的な馬プラセンタ、海外では羊プラセンタというのもあります。