美容と健康のために高い効果が期待されている「プラセンタ」とは、動物が妊娠・出産するときに作られる「胎盤」のことです。

胎盤は哺乳動物に特有の一時的な臓器。一般に市販されているプラセンタサプリメントの場合、豚や馬、羊の胎盤から栄養成分や成長因子を抽出したプラセンタエキスを用いて作られています。ひとくちにプラセンタと言っても、馬・牛・豚のプラセンタエキスにはそれぞれに様々な違いがあります。

 

現在日本で製造販売されているのは豚プラセンタが最も多く、次が馬プラセンタですが、効果も価格も馬プラセンタの方が高いようです。なお、現在、日本では牛のプラセンタは製造していません。

 

馬プラセンタの効果が高い理由

女性の頬
馬プラセンタエキスと豚プラセンタエキスの分析試験結果を比較してみました。馬プラセンタには豚プラセンタの約1.2倍ものアミノ酸が含まれていました。

さらにその内容をよく見ると、必須アミノ酸のアルギニン、グリシンなどは約 2倍の量が含まれていることが分かりました。必須アミノ酸とは、その動物の体中では必要充分な量を合成することができず、食事などから摂取しなければならないアミノ酸のことで、美肌を作るのに欠かせない成分のひとつです。

馬プラセンタの価格が高い理由

馬は、平均すると一年間にほぼ一回、しかも一頭ずつしか出産しません。しかも、馬は豚よりも妊娠期間が長く、豚が114日なのに対して、馬は2.5倍の285日。そのため、胎盤を大量生産できず、必然的に価格は高くなります。




馬プラセンタは安全性が高い

馬プラセンタが優秀であるもう一つの理由は、安全性です。

馬は豚に比べると平均体温が高く、豚は32~37度なのに対して馬は38~40度。5度ほど高いのが特徴です。この5度の差によって、豚に比べると寄生虫が棲みつく可能性を低く抑えることができます。

また、馬は、豚に比べると体質が繊細なので、抗生物質やホルモン剤などをあまり投与せずに育てられます。人工的な操作を加えていないので、より安全性が高いと言えます。


生育環境をチェック

現在、日本国内では馬プラセンタの生産量が減っています。プラセンタサプリメントには生育環境が整ったサラブレッドの胎盤がもっともふさわしく、安全性と品質を保ってきました。しかし、日本のサラブレッドの生産頭数は年々減少。1990年代には10000頭を超していたのが、2009年には7464頭にまで減少しています。このため、海外産の馬プラセンタも増えていますが、競走馬(サラブレッド)なのか、食用馬なのか、どこでどのような環境の下で育ったのかによって安全性、有効成分の含有量も違うので注意が必要です。

その他豚プラセンタ羊プラセンタについてはこちらでご紹介致します。