私がプラセンタ注射を受けて治療していたのは、ちょうど7年前の事になります。

どのような経緯で治療に至ったのか、ご説明をさせて頂きたいと思います。

そもそも、プラセンタという言葉は知っているものの、何の成分?と思われる方々も多いのではないでしょうか。
昨今、プラセンタ配合と表示されている化粧品は少なくありません。私も以前プラセンタ配合の化粧品を使用していた事がありました。ただプラセンタという言葉は知っていても、何の成分なのか?と疑問に感じ、美容系に詳しい友人から、動物の胎盤から抽出されている成分なのだと教えてもらい、初めてその時に知りました。

私はプラセンタとは、美容関係だけに使用されている成分だと思い込んでいましたが、あるご婦人からの話を聞いたことがきっかけで、病気の治療にも使用されているという事を知りました。そのご婦人は70代の年配の方でした。そのご婦人の方には、片腕を失って障害がある弟さんがいらっしゃるということでした。その弟さんは、片腕がないということもあるのか、それとも年齢的なものなのかはわかりまそんが、体の痛みが常にあり、辛い日々を送っていて、あるクリニックに通い治療していたそうです。そのクリニックで、治療の一貫としてプラセンタ注射を提案をされたという話をお聞きしました。

保険が効かない治療ということではありましたが、それほど高額ではないということなど、色々お話をうかがわせと頂く事ができました。

その時初めて、プラセンタは美容系だけではなく、体の痛みであったり、色々な治療にも使用される万能な物なんだと知りました。

献血その年配のご婦人の話を一緒に聞いていた違うご婦人が、お子さんがアトピーで悩んでいた方でしたが、もしかしてプラセンタ注射の治療でアトピーが改善されるのではないかと、藁をも掴む思いでクリニックにお子さんを連れて受診しに行ったそうでした。しかし、未成年のお子さんにはプラセンタ注射の治療はすすめてはいないようでした。何故なら、プラセンタは動物の胎盤から抽出された成分という事もあり、一度治療をしてしまうと、今後も治療を受けた本人は献血できなくなると説明されたそうです。その話を聞いたご婦人は、泣く泣く治療を断念せざるを得なかった、と話しておりました。プラセンタ注射の治療は、体の痛みを緩和するのだけではなく、さまざまな治療で使用されているのだと、改めて知ることになりました。

頸椎元々私は、頸椎ヘルニアという事もあり、肩こりがひどく、それに伴い頭痛に苦しめられていました。また、職業柄右腕に力を入れる仕事をしていたため、首からの神経が圧迫され、右腕にも常に痛みがある日々でした。鍼治療を始め、整体や、整形外科など、色々な所に行っては治療を繰り返していました。
治療の甲斐もなく、ある日突然右腕に激痛があり、右腕が全く動かなくなるという事が起き、2ヶ月仕事を休職するはめに…。その時は、MRIの設備がある整形外科に通院をしました。頸椎ヘルニアにより、ある神経が圧迫され、そういう障害が起きているという診断でした。会社にも、そのような診断書を書いて頂き、2ヶ月休職することになってしまいました。

肩こりただ通院していた頃は、電気での治療と痛み止め、貼り薬のみで、いつ治るかわからない先の見えない治療だったので焦りもありましたが、とりあえず、ほぼ毎日通院し治療を行っていました。大分痛みもなくなり、ある程度右腕が動くようになってから仕事に復帰したものの、少し右腕に負担をかけるだけで、まだ時々痛みがあったり、腕だけではなく、右半身顔から、あしの指先までしびれてくるような症状で辛い日々でした。職種は変えて頂いての仕事復帰だったのですが、やはり痛みは改善されず、通院しながら仕事をしていた日々でした。

自分の体が、その年配のご婦人の弟さんの話は他人事とは思えず、色々話を聞いてから、プラセンタ注射に興味を持ち始めていました。

そして考えた結果、プラセンタ注射の治療を受ける受けないに関わらず、一度クリニックで受診を受ける事を決意した次第でした。

体の痛みという悩みの他、自律神経の調子もわるく、安定剤を服用をしていたので、それも改善できるのでは?という気持ちもありました。

 

まずクリニックに行き、看護師さんとの問診を受けて、今の自分の体の状況や自律神経の事を話しました。プラセンタ注射を希望するかしないかという話になり、とりあえず希望という事にして、先生に受診していただきました。

プラセンタ注射先生からはプラセンタ注射について説明をされたのは、プラセンタ注射は保険が効かないこと、献血ができなくなること、一週間の間に、1アンプルを3回受けること、二週目からは、週に1回でもいいが、2アンプルまでは一度に注射が出来るということ。などなど…。当時は、1アンプル2000円、2アンプルとなると4000円、ということでした。1アンプル2000円だと、そんなに高額ではないイメージでした。保険の効かない整体に通うよりも、安いという感覚になっていました。

自宅から近いクリニックだったのですが、残業時間を考えると、最初の週は定時で終わって3回通えても、次の週からは職場に迷惑がかからないよう週に1度と決めて、プラセンタ注射を受けてみる事にしました。

受診した日から、早速1アンプルを注射をし、そのあと週に2回通院には行きました。二週目からは、やはり仕事の関係上、1度しか通えずじまいでしたが、2アンプルを注射していました。注射をし始めてから体調はというと、あまり変わりはなく、そのうちに効果が現れてくるのかなぁ?くらいの感覚で、そのまま1ヶ月近く通う事になりました。

しかし、劇的な効果を得られていたかというと、そうでもなく、多少は改善されてきているかも?としか思えない状況でした。このまま治療していっても大丈夫なのか、自分の中で、焦りや不安がでてきました。

話はかわりますが、プラセンタ注射の治療を受ける半年前、眼瞼下垂症の治療で医科大附属病院で手術を受けました。瞼のたるみから、肩こり、頭痛、めまいなどの症状が現れる!とテレビで観たことがあり、自分の体調に当てはまると思い、一度受診に行き、手術することを決めました。形成外科での手術でしたが、主治医は美容外科専門の先生でしたので、手術後の二重ラインなど色々とこだわって手術をしてくださいました。その後、瞼の経過を診るために、月に1度医科大附属病院の形成外科に通っていました。

ドクターちょうど、プラセンタ注射の治療を始めて1ヶ月したころに、医科大附属病院に通院しました。その時、主治医の先生から、顔がむくんでいるように見えるし、太りましたか?と指摘されました。私は太った覚えもなく毎日自分の顔を見ているせいか、全然気がつかなかったというか、自覚症状は全くありませんでした。主治医の先生は、美容外科の学会には毎回参加されていたので、美容の話や治療の話など、色々とお話をしてくださる先生でしたので、「太りましたか?」と談笑しながらの診察になっていましたが、実はプラセンタ注射の治療を行っている事を話しました。

美容外科の学会で、よくプラセンタ注射やサプリの話が出るそうですが、主治医の先生的には、プラセンタ=異物というイメージがあったらしいです。

プラセンタって、動物の胎盤だよ!わかってる?と始めに言われた一言でした。学会時、製薬会社から注射やサプリを勧められる事も多いようでしたが、

異物を体の中に入れるのは勧めたくないと、頑なな先生でした。私が今のプラセンタ注射の治療を受ける受けないは自由だが、どういうリスクがあるのか詳しく教えて頂きました。

しぼんだ風船今顔がむくんでいるように太って見えているのは、プラセンタ注射が原因だということでした。プラセンタは、美容を目的として使用されているものなので、多分肌に張りが出てきたのが、むくんで太ったように見えるのだそうです。今現在プラセンタ注射の治療を行っているうちは、今の状態が続くでしょうと。ただ、治療を止めた時、どうなるかわかりますか?と聞かれました。私は、どうなるんですか?と逆質問をしました。先生の答えは、こうでした。風船に空気を入れると、パンパンになり表面が張っているじょうたいです。しかし数日経つとどうですか?しぼんで、表面がシワシワになりますよね。そして、また空気を入れると張りが戻る。しかしまた数日経つと、また表面がシワシワになり、前回よりもっとシワが増える事になるかもしれませんよ、と風船を例えた話をして説明をしてくださいました。

なので、プラセンタ注射をしている間は、肌の張を保てるが、一度やめてしまうとシワシワにしぼんでしまう。また張を戻すためにプラセンタ注射をしたとしても、また次に止めた時は、もっとシワが増えるでしょう、多分。という見解でした。

 

美容のためにプラセンタ注射の治療を行っていたわけではなかったのですが、結局は美容の方面にも効果が現れていたということだったんでしょう。現に肌に張りも出て、つやつやになり、美白効果があったのは事実でした。ただ、先生に言われた事と、自分が改善したい所に効果が現れていないこともふくめて、これ以上プラセンタ注射の治療を行っていく事に不安を感じ、その後クリニックに通うのを止めてしまいました。

芸能人でプラセンタ注射をしているとよく噂されている人もいれば、美容外科の先生が、自ら私はプラセンタ注射をしています!とテレビでカミングアウトしてる姿を見たこともありました。ただ、共通で言えることは、肌の張りが不自然に見えるということです。美容外科の先生は、毎日欠かさずに注射をしていたようでした。その容姿を見て、自然の魅力が無くなっているように見えました。

しわ私がプラセンタ注射を止めてから、数ヵ月は効果があったのか、肌の張りやつやはしばらく続きました。効果が切れるまでは、割りとお肌のお手入れも楽でしたし、お化粧のノリが良かったのは確かでした。しかし、数ヶ月経つにつれ、効果がきれてきたのでしょう。前の肌に元通りに近い状態になりました。それから、目の下のシワが少し増えたような気がしました。やはり、しぼんでしまった風船状態になってしまったのだと、実感させられてしまった感じでした。

自分の体の痛みを軽減しようと始めたプラセンタ注射の治療だったはずだったのですが、結果的には、美容にしか効果がなかったのだと、かなり残念でした。プラセンタ注射は止めたので、また鍼治療などに通う日々になりました。

 

その後、年配のご婦人とお会いする機会もなかったので、弟さんの話も聞けずじまいに終わってしまいました。プラセンタ注射の治療を行って痛みが緩和されていれば、良かったと思いますが、私はあまり効果がなかったので、あまり人にはお勧めできない治療だと実感させられました。

 

プラセンタ注射の治療を、受ける受けないは、あくまでも個人の自由ですし、本人の責任になってくると思います。治療を受ければ、その後献血ができなくなること、プラセンタ注射は、保険が効かないことは医師も説明をしてくださるはずです。しかし、その後続けて治療してどうなるのか、治療を止めた時、どうなるのか、そこまでは説明しかねることでしょう。

 

もしも、これからプラセンタ注射の治療を行いたいと希望している方や、現在治療をしている方は、きっと本人にしか分かり得ない体験になることでしょう。ありがたい治療だと思う方もいれば、少し怖いから止めようと思う方もいるかもしれません。

私は実際、プラセンタ注射の治療を行った体験を綴ってきましたが、治療を行ったという事実は消えませんし、後悔もしておりません。何故なら、治療を行ってわかった事も沢山あったからです。今後、また治療を行いたいとは思っておりませんが、体験を通して、さまざまな知識は残りました。最近、プラセンタのサプリも様々発売されていますが、体内に入ることは注射と同じと考え、一度も購入したことはありません。もし、サプリを飲んでしまったら、注射と同じ事になるのではないか?という思いは消えません。ただ、プラセンタ原液という、肌に直接つけるものなら大丈夫だと思い、そちらはたまに使用しています。他愛もない、私のプラセンタ注射治療に関する体験談でしたが、これから、プラセンタ注射の治療を行いたいと思っている方、現在治療を行っている方、私の体験が、少しでもお役にたてれば幸いだと思います。

 

ただ、知識を豊富にしながら、少しでも自分の体に負担がかからないように、少しでも自分の体を大切にしながら、治療を検討して頂きたいと思います。